BAT BOY THE MUSICAL in越谷

まず、『結論』

再演を、楽しめる自分が見えた


 越谷観覧後にtomkoさんとお話できたこと、葛飾→休み→越谷→休みという良いペースで見れたこと、その他もろもろ・・・のおかげでなんだかイケる気がしてきました。自分でも予想はしてたけど、2回目でこうなるとは思わなかった。


以下、ネタばれチックな感想です。





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  ・1幕の「笑」
初日は、なんだか違和感を感じた「小笑い」。今日は、けっこう普通に笑ってた自分がいました。感じ方、受け取り方次第です、これは。
  ・台詞の言い方
私は、葛飾よりも越谷のほうが好き。皆さんが言う「戻ってきた声」が好きです(笑)たぶん試行錯誤でやっているのではないかと予想して、また葛飾に戻るかもしれないけど、それはそれでいいや。越谷のが好きだとだけ言っておく(^-^;
  ・歌
葛飾は、蝙蝠エドガーで歌う部分と、人間エドガーで歌う部分の区別をどうやってつけてるのかな〜と思ったけど、越谷は人間エドガーの歌が多かった。(あの歌声を人間エドガーというべきか、森山未來というべきか未だ悩むけど。)
東京楽で、エドガーの心情を考えながら歌を聴ければもっと理解が深まるんだろうけど、ちょっと無理かな〜と早めに断念をちらつかせます(苦笑)
  ・シェリ
越谷のシェリー、本気でカワイイ。もうね、すべてかわいく見えて、とにかく愛しい(笑)顔をこてっと曲げる仕草や、エドガーとの色々で傷ついたり、悲しんだり、喜んだりするシェリーに心奪われてます。エドガーに負けない位!(笑)
  ・1幕のラスト
葛飾のときは、血がしたたるエドガーよりも「あれでどうやって次に行くんだろう」とか「床すごいんだろうなぁ」とかスタッフ的な想いしか浮かばなかったけど、越谷ではちゃんと見れた。顔中に流れる血がね〜。ちょっと変だけど、綺麗だと思ってしまった。照明とエドガーと血。うん、ステキ。
  ・パーカー獣医
葛飾より壊れてなかったけど、内に秘めた「怖さ」が見えた。「エドガーが殺したんだ!」の場面にパーカーさんだけ一人、人の輪を外れて柱にもたれながら笑ってた(ように見えた)。走り去るエドガーを見ていないパーカーさんが怖かった〜。
  ・殺せバットボーイ♪
葛飾ではどこで鳥肌が立ったか忘れちゃったんだけど、今回は覚えてた。村人全員で歌う「殺せバットボーイ♪」にゾワ〜っときました。男性の声と、女性の声2つが重なるからゾワゾワきたんだと想う。女の人だけの時はこなかったもん。
  ・動物たちからの祝福
いっちゃんエドガーとシェリーが幸せを感じられているシーン。二人ともニコニコしてて、“HAPPY オーラ”をひしひしと受け取りました。
桐さんもおっしゃってましたが、暗転後に未來さんがシューちゃんをひっぱっていく感じで手をつないでハケてく姿に、キュンってした。物語の演出じゃないけど(苦笑)
 ・二人の証拠
好き。葛飾もそうなんだけど、強引なキスとそのあとの表情と仕草。シェリーを大事に、大事に扱うエドガーと、すごく辛そうな顔でエドガーを見つめるシェリー。ん〜。シェリーかわいい〜(>_<)
 ・ラストのシルエット
やっぱりここが一番好き。パーカー夫妻と距離をおいて、一人上っていくエドガー。立ちすくむエドガーの最後の最後。舞台上が真っ暗になり、エドガーのシルエットだけを映し出す光。あの姿は今日の「わたしの愛しい人」です!本当にステキなんだもの・・・。だいすきです、あれ。
 ・カテコ
葛飾はなんとなくノリで立っちゃったけど、越谷はバンドメンバーの方たちのために立った!もちろん、演者の皆さんもステキだけど、やっぱりミュージカルだから、バンド大事!前に出てくることがほんとにない人たちだから、とっても嬉しいです(^-^)
あ、あと花束(束じゃないか)ぜんぶ持ってきてたね。それがちょっと意外だった。でも、舞台スタッフも若干あわてて客席に出てきてて、なんだかそれ見たらちょっと悲しくなった。ああいうの、あんまり好きじゃないです。個人的には。
 ・音楽
BATBOYの音楽、ほんと好き!思わず口ずさんじゃうくらい、好き。頭の中で妄想BATBOYが出来上がってます(笑)




・・・・・今回、『人間と蝙蝠のハーフのエドガー』として見るのが、一番納得出来るかもしれない。tomkoさんやみんみんさんの言うように。エドガーの口調がたまに蝙蝠少年っぽくなるのも、ハーフの人がたまに単語を英語で話すような感覚で見れば、なんとなく落ち着く。軽い感じで見るBATBOYもこれはこれでいいハズ。






とりあえず、東京楽と仙台楽を楽しめる段階まで行きました。いけました。
まだまだ上がってこない人もたくさんいるけど、あたしには引き上げる力はないけど、楽しんでみてくれる人が増えることを祈っています。